【レポート】本と人とカフェと。第1回「西荻ブックフリマ」@KOKO PLUS、ゆるやかに開催!
「おもしろいことをやりたいね!」。
そんな気軽な会話から生まれた西荻ブックフリマイベント。
2025年5月18日 無事終了いたしました。
主催者の西荻窪の出版社スローウォーターさんの、イベントレポートをブログにてご紹介させていただきます。
第1回「西荻ブックフリマ」at KOKO PLUS、ゆるやかに開催!
スローウォーター代表 小原 秀雄
■「西荻版 文学フリマ」は西荻らしく、ゆったりと
5月18日(日)の午後、KOKO PLUSで第1回「西荻ブックフリマ」を開催しました。
コンセプトは、「西荻版 文学フリマ」。
東京ビッグサイトほか全国各地で開催されている自作本などの展示即売会「文学フリマ」の西荻版をイメージした、初企画のイベントです。
企画・主催・運営は私、スローウォーター(西荻の出版社)代表の小原が担当し、KOKO PLUSさんの全面協力のもと告知・PR、準備を行い、なんとか無事開催。
当日はお天気にも恵まれ、大盛況のうちに終了となりました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!
当日、会場にはZINEや自主出版物、手作り雑貨などがずらりと並び、「古本販売コーナー」では絵本や児童書、小説、実用書など、さまざなジャンルの本も販売。
またKOKO PLUSさんによる当日限定スペシャルドリンク(サングリアスカッシュ)やビール、チャイなどのドリンク提供、そして焼菓子kashinomoriさんによる「濃厚バスクチーズケーキ」の特別販売も大好評!
日曜の午後に、西荻の一角にちょっと特別な “BOOK CAFE” のような空間が出現しました。
出店者は8組、古本販売者は約5名。
それぞれが思い思いにお気に入りの品を持ち寄り、時にお客さんとおしゃべりしながら、また出店者同士でZINE制作の裏話に花を咲かせながら、ゆったりとした時間が流れていました。
来場者も、「本を買いに来た」というより「何かに出会いに来た」「日曜後のお散歩がてら、ちょっと遊びにきた」という雰囲気で、本家の文学フリマとも、ただのフリマとも違う、“KOKO PLUSならでは” の空気が漂っていたように思います。
■「出会い」と「つながり」を求めて
出店者の多くは、意外にも西荻・中央線沿線エリア以外から来られた方がほとんどで、遠くは埼玉から。
開催後のアンケートでは、「以前からこういう“オシャレな小規模イベント”に出てみたかったので、西荻で参加できて本当にうれしかったです」「お客さんとの距離が近くて、自然に会話が生まれるのがよかった」「テラス席でゆっくりお茶を飲んだり、お菓子をつまんだり、文学フリマにはない “のんびり感” が最高でした!」など、KOKO PLUSという空間そのものが、今回のイベントの魅力の一部になっていたようです。
特に印象的だったのは、参加者の多くが「売上」よりも、人との「出会い」や「つながり」を重視していたこと。
「他の出店者さんの、『ZINEは、友達をつくるためのもの』という言葉が刺さりました。目からウロコでした」「初対面でも、ZINEや本を通してすっと打ち解けられた」という出店者の感想も多く、あらためて、こうしたイベントを開催することの意義を再認識させられました。
一方で、「アクセス方法告知をもう少しわかりやすく」「会場レイアウトの見直しを」「もっと出店者が数多くいてもいいかも」「ZINE講習会などを併設できたら楽しそう」といった課題や提案も寄せられ、ぜひ次回の企画に活かしたいと思っています。
■「西荻らしいブックフリマ」の今後に期待!
“古書店とアンティークのまち”といわれてきた西荻窪。
この街には編集者やライター、漫画家やイラストレーターなどの作家も多く住んでいます。そんな独自のカルチャーを培ってきた西荻の街で、今後この「西荻版 文学フリマ」が、どう定着し、広がり、進化していくのか? 我ながら大いに楽しみです。
次回の第2回「西荻ブックフリマ」は11月16日(日)(文学フリマ東京41の前週)に、今回の会場に加えて同じビルの4階スペースもお借りし、2フロアを使って開催予定です。
開催時間も午前中からスタートに拡大して、よりパワーアップしたブックフリマになるかも?
秋の西荻で、本と人と出会い、カフェタイムを堪能する一日を再び。
どうぞご期待ください!
※出店・参加希望者、運営協力希望者はお早目にKOKO PLUSへお問い合わせを。
【当日の風景】











